<農業日誌>摘蕾、小花取り、花粉取り

農業

こんにちは!タケシです。

最近はようやく本格的に暖かくなってきて、今週から本格的な春に突入したという感じがします。

温度は最高気温で20度を超えます。梨の花も豊水はもう6分7分くらい咲いています。

今日は4月に入った1週目に行っている作業である摘蕾と花粉取りと小花取りを記事にしていきたいと思います。

参考までに見てもらえると嬉しいです。

摘蕾、小花取り

・摘蕾

摘蕾は発芽して花蕾期ぐらいの時が最適です。

早い時期にやりすぎると葉っぱがチリチリになるようなのでそこはよく観察して写真の常態よりは進んでいる時期にするのがいいです。

摘蕾を行うのは主に枝の先端になります。先端の花蕾を取り、葉芽のみを残す事により養分を枝の先端まで引き上げるポンプの役割にするイメージです。

これは主枝、亜主枝の先端です。

先端の立ち上がり部分は小さい葉っぱや成長点は残して蕾だけ除去します。

長果枝の先端の場合

捕る前

取った後

長果枝に花芽が5~6個以上あった場合は先端の2芽を葉っぱだけを残し花蕾は取ります。

花芽が4個以下しかない場合は先端1芽のみ取ります。

この考えは個人的にだいたいで考えていますので、実際に自分でやってみて自分なりに変えていく事が重要だと感じます。

・小花取り

小花同じ花芽取りは同じ花芽から不定期に親花と言われる、果実をつける花と

小花と言われる果実をつけない花が1~2セットつくことがあります。

小花の花に実をつけると葉っぱが小花にはついているのでその葉に養分を吸われたりしてしまうので良い実がなりにくいとされています。

その他にも小花をつけたまま花が着果してしまうと養分を余分に使ってしまう事や

作業効率も悪くなってしまうのでできるだけ鋏ではなく手で落とせる内に落としておきます。

この指で刺している方が小花なのでこれを除去していきます。

葉っぱは残した状態で小花のみを積んでいきます。

花粉取り

花粉取りは基本的に中国花粉を使う人はしなくてよい作業ですが、花粉樹と言われる花粉を取れる木がある人は花粉を取る人もいます。

花粉を取った後、葯採取器を使い受け皿に溜まった葯をふるいなどでふるってごみを取り除き開約用の皿にまき25度くらいで湿度は30~50%に保ちます。開約にはこの状態で15時間程度かかります。

まとめると、、、

こんなややこしいことは素人(わたし)にはできないという事です!!!

なので梨の産地である自分の地域では農協が開葯をやってくれるので農協にやってもらう事にしました。当然ながら精製された粗花粉のグラムによって手数料がかかります。

自分の計算で合っていれば、450gの瓶一杯で4000円まででできるようです。

花粉ができるまでの流れ

取る前

取った後

少しまだ早いですが、花粉つけの日にちを考えとることを決めました。

長十郎という品種ですので、花が咲くとすぐにダメになってしまうので注意が必要になります。

このように枝をまとめて取ってきます。

これを

このようにしごいていきます。

この日5時間ほど母親と花を取ったのですが3コンテ取るのがやっとでした。

開葯の一連をやってもらっています。

粗花粉完成!

だいたい1コンテナで200gちょいとれるみたいですね。

これを乾燥材などを極力入れて、すぐに使うのであれば冷蔵、1年後に使うのであれば冷凍しておきます。

以上!<農業日誌>摘蕾、小花取り、花粉取りでした!

これからは遂に忙しい時期に入りますので少し記事の更新速度も落ちるかもしれませんがまた見ていただけると嬉しいです。

いつもご覧いただき本当にありがとうございます。他にも様々な記事を載せていますので良かったら他の記事も見てくださいね!

それでは、またね~★

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